事例：山本自動車工業 様

アクロベースは最良の選択肢
山本自動車工業
(京都府宇治市)

　お茶の産地として有名な、京都府宇治市にある山本自動車工業(山本兼市社長)は、昭和58年の創業。25年の歴史を持っています。
　山本社長は、20歳の時に一念発起して「板金塗装」の道に入ったそうです。理由をお聞きすると、「当時、これからはテレビか自動車が、世の中を動かす産業になるだろうと予想した」とのことで、ちょうど募集のあった板金塗装工場に就職を決められましたが、「実際のところ、整備工場と板金塗装工場の違いも分かっていなかった」そうです。
　その後、22年間にわたり、一つの工場で板金担当として勤め上げた社長は、取引先のディーラーからも「君が独立するなら」とのバックアップを受けて、みごと独立を果たしました。

■仕事も塗料もこれと決めたら一筋
　同社の塗料は、社長の独立当初からイサム一本とのこと。ユニアトロン、AU、ミラノ2Kを経て、現在はアクロベースを主力とされています。
　イサムとのつき合いについては、「塗料は創業時から同じ販売店にお願いしている。頑なと言われるかも知れないが、得意先も販売店も、こちらの都合でころころ変えるようなことはしたくない」と、職人気質の一面を見せるとともに、「これからの時代、地球環境はもちろん、周辺や職場環境を考えた材料を選んで使うのは当然の義務。アクロベースは、現状では最良の選択肢」といった先進的な考えもお持ちです。

■使用量が少ないのでVOCと経費を削減できる
　アクロベースの使用感については、塗装担当の島田丈嗣ペイントマネージャーが「とにかくボカしやすいので助かっている。シルバー系はもちろん、これまで微妙な色の変化が気になっていたイエローなどの塗色も安心して塗装できる」とコメント。さらに、「トマリが良いので、最初から3割程度少な目に調合している。これで充分に塗装できるので、不必要な溶剤を排出することもなく、さらに経済的」との評価をいただきました。
　「今は、非常に順調」と語る社長ですが、この状況は、取引先や顧客を第一とする方針を続けてきたからこそのこと。「今後もお客様と社会の要請に対し、企業としての責任を果たしていきたい」と語って下さいました。