事例:和興自動車 様

和興自動車 様

地元密着型サービスにアクロベースは欠かせない
和興自動車
(茨城県水戸市)

 日本三名園のひとつに数えられ、春は“梅まつり”で賑わう茨城県水戸市の「偕楽園」。今回、アクロベースユーザーとしてお訪ねした和興自動車(大泉 剛社長)は、この名園にほど近い水戸市内にあります。
 近くにはJR常磐線と国道50号が走り、また、北関東自動車道、常磐自動車道へのアクセスも簡単。人通りと交通量の多い、地域のジャンクションにあたる場所で、それに伴い、自動車関連企業もまさに花盛りといった状況です。

■車検集中工場から総合サービスショップへ
 和興自動車は、昭和36年(1961年)の創業。早くから民間車検工場の指定を受け、周辺に数多いカーディーラーの集中車検工場として活躍し続けてきました。
 同社が大きく飛躍を遂げたのは、90年代後半に入ってからのこと。自動車販売に着手するとともに軽板金を事業化し、カーディーラーとしてだけでなく、総合カーサービスショップとして生まれ変わりました。
 大泉社長は、「正式にカーディーラーになったのは、2000年のこと。同じタイミングで軽板金も導入し、車販、車検・整備、板金塗装などを業務として前面に打ち出していった」とのこと。前述のような土地柄から、周辺にはカーディーラーや一般整備工場が数多く存在していますが、その中で着実に業容拡大を果たして行ったそうです。

■環境への取り組みは社会的な責任
 同社には現在、板金塗装担当6人を含む20人を超えるスタッフが従事しており、スズキ・アリーナ千波として新車・中古車販売を行うほか、車検、整備、板金塗装、軽板金、コーティングなどのディテーリング、部品・用品の取り付け、保険販売など幅広い業務を展開しています。
 さて、同社を訪問して目に付くのは、非常に分かりやすくカラフルな看板が数多く掲げられていることです。「ISO9001取得」や「ISO14001導入」といった国際標準の導入を表す看板のほか、お客様に向けてのアピールやサービスマンの技術の高さを示す内容が、誇らしげに掲げられています。
 看板の内容について社長は、「ISOに準拠した工場運営を行うようにしたのは、参加している車検グループの方針に従ったところもあるが、環境問題が声高に叫ばれている現在、業種にかかわらず、社会責任として果たすべき義務だと考えたから。また、スタッフの技術力の高さをお客様に知っていただくことで、安心して当社に任せてもらいたいと思った」そうです。

■環境性能の高さ、スピードでアクロベースを導入
 通りからもよく目立つ派手な意匠を取り入れた同社の軽板金、板金塗装部門ですが、アクロベースを導入したのは、ほぼ1年前とのこと。使い心地について塗装担当の中郡慶太氏に伺ったところ、「何の問題も無い」と一言。
 「では、良い点を」という質問には、「アクロベースの導入は、製品をよく検討して社長が決めたもの。良い点を挙げるなら、ボカしやすいところ。特にメタリックのボカシ塗装が非常に簡単になった。また、微調色の際に、ちょっとのことで色が大きく変わってしまうということが無いので楽。さらに、トマリが良く色決めもしやすいといった点だ。とにかく、スピードを求められる塗装作業が非常に楽になった」との意見をいただきました。

 板金部門について社長は、「軽板金を始める前から板金塗装も業務の一つだったが、カーコンとして表に出したのは、新たな顧客を開拓するため。今や現場スタッフはもちろん、見積もり担当の女性スタッフも非常に高い技術を身に付けてくれており、大事な戦力となっている。アクロベースを導入したのは、塗料としての性能を評価したのはもちろんだが、イサム塗料と特約店のアフターフォローの緻密さを買ったから。また、わが社が推進している環境への配慮にも合致しているため」とのことでした。
 最後に今後の取り組みについて社長に伺うと、「10年に満たない短期間で、ここまで業容を充実させることができた。今後はさらに地域密着型の自動車総合ショップとして、お客様とのパイプをより深くしていきたい」と語ってくれました。

登録日 2007-10-24 最終更新日 2007-10-24 ダウンロード